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日本の夏は暑い
2020.08.19 やまぜんホームズ本社まだまだ暑い日が続きますね。
初めまして 本社 富樫です。
これだけ暑いとエアコンのありがたさが身に沁みます。
我が家の2匹のワンコ達もエアコンの風があたる場所から離れません。
私が小学生の頃はエアコンなんて家にはなかったのですが、扇風機に向かってア~ア~と話しかけながら、熱中症になる事もなく意外と普通に暮らしていました。
相当我慢強かったのか?・・やっぱり地球温暖化で気温自体があがっているのでしょうね。
ところで古来より
日本では夏どうやって快適に過ごすか?を重視した家づくりが考えられていた・・と言われていて、徒然草でも【家の作りようは夏をもって旨とすべし】と詠まれています。
モチロン700年以上も昔の話ですから、当時からは気候環境も変化しているでしょうし、住宅性能や色々な設備も変わっているので、今の時代にあった家づくりをしていくべきなのですが、高温多湿になる日本の夏の暑さと向き合い暮らしていた先人達の知恵は引き継いでいきたいものです。
よく言われる日本家屋の特徴としては
・深い屋根の庇と家の中と外に緩衝となる縁側を設ける
・外部環境と室内を遮断せずに襖や障子で仕切る
・天井を高くとり茅葺(カヤ)で屋根をふくことで通気性や夏の遮熱効果を高める
・庭木に落葉広葉樹を植え、夏は日差しを遮り、秋~冬は葉が落ちる事で日光の恩恵を得る
などなど・・
どうやって夏の直射日光を遮り、風を取り入れるか?等の工夫を上手にしているのが特徴で環境と戦う!のではなく、環境に順応し自然と共生する暮らし方をするために知恵を絞るのが、地域に根差して暮らす農耕民族である日本人の特徴ともいえるのかもしれないですね。
かといって、現代でそのままのことを行おうとすると、街なかの住宅街で軒を大きく出して空間をとり庭木に落葉広葉樹を活ける・・
確かに良いのですが敷地の大きさの問題や秋口の落ち葉によるご近所への配慮など、簡単にはいかないケースもあるかもしれません。
もう少しお手軽にチャレンジできる事とすれば葦簀(よしず)や外付けのサンシェードを利用して夏の日差しを遮るのも有効です。
またお庭に少し余裕があり、気合が入ればDIYでパーゴラをつくるのも楽しいですね。
採風については、これから間取りのご検討であれば、窓の取り付け高さを変えて暖かい空気が上に上がる特性を利用した窓計画やをするのも良いですし
お手軽に効果を上げるなら、今どきの家庭用のサーキュレーターも高性能になっているのでエアコンと併用することで効率もかなり上がるようです。
特別な・大がかりな何かをするという事ではなく、地域や近隣の環境を考慮しながら、最新の高気密高断熱の家づくりの技術を活用しつつ、温故知新で四季を感じる暮らし方ができると良いですね。
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