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震災の教訓
2018.06.27 桑名展示場こんにちは!
桑名展示場設計の田村です。
大阪地震から10日程経ちました。
みなさん!!
もう忘れ欠けていませんか?
東日本や阪神大震災に比較して
被害は少なかったとはいえ、負傷者は多数出ています。
ブロック塀の倒壊による犠牲者が出たことは、
建築に携わる者としては、ショックな出来事です。
40年前に宮城県沖地震で、
同じようにブロック塀が倒壊し、
犠牲者が多数出て、社会問題になりました。
その当時は、大半のブロック塀に鉄筋が入っていませんでした。
鉄筋が入っていないと強い力で押したら倒れます。
大地震が起きるたびに、建築基準法が改正されていきます。
建物の耐震基準が厳しくなるとともに、
(住宅も昔は基礎に鉄筋が入っていませんでした。)
ブロック塀の設計基準も厳しく設けられました。
にも関わらず、
同じことが、また起きてしまいました。
それも学校という公共の建物で・・・
みんな時が経つと忘れてしまうんですよね。
ブロック塀は建物と違って、建築士の資格が無くても
設計・施工が出来てしまうので、
外構業者によっては、
建築基準法をしらない人もいるかもしれません。
特に末端の業者は危険かも・・・
あまりにも安い業者には、注意が必要です。
見えない部分で手を抜いているかもしれません。
公共のブロック塀でも手を抜いているくらいなので・・・
外構業者選びも慎重にされたほうが良いと思います。
これを基に、また基準法の改正があると思われます。
設計者として、あらためて気の引き締まる思いでいます。
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